キヤノン 電波通信に対応した新型スピードライト「430EX III‐RT」を発表

2015年8月20日

新型スピードライトの概要

ミドルクラスのストロボとして定番であった「スピードライト 430EX II」がリニューアルされます。発売は2015年10月下旬の予定です。

ガイドナンバーは43で、従来型機と同様ですが、新たに電波通信によるワイヤレスストロボ撮影にも対応しました。光通信方式には以前から対応していましたが、上位機種の「600EX-RT」にも搭載されている電波通信にも対応することで、障害物の影響を受けにくいワイヤレス撮影が可能となります。

また、撮影画角に対するストロボ光の照射角特性を手動で変更することができ、望遠で撮影する場合は[ガイドナンバー優先]モード、広角で撮影する場合には[配光優先モード]を選択することで、使用するレンズや表現意図にフレキシブルに対応できるとのことです。

430EX_III-RT

■ キヤノン公式サイト(スピードライト430EX III-RT)

主な仕様(比較)

カタログのスペックについて、従来型機「430EX II」と比較するとこんな感じです。

項目 430EX III-RT 430EX II
ガイドナンバー 43(照射角105mm設定時、ISO100・m) 43(照射角105mm設定時、ISO100・m)
照射角 レンズ焦点距離24~105mm(ワイドパネル使用時14mm) レンズ焦点距離24~105mm(ワイドパネル使用時14mm)
バウンス 上:90度、左:150度、右:180度 上:90度、左:180度、右:90度
カラーフィルター 付属
ハイスピードシンクロ 対応 対応
発光間隔(充電時間) 通常発光:約0.1~3.5秒、クイック発光:約0.1~2.5秒 通常発光:約3.0秒
ワイヤレスマスター機能 電波通信 ×
ワイヤレススレーブ機能 電波通信・光通信 光通信
大きさ 70.5mm × 113.8mm × 98.2mm 72mm × 122mm × 101mm
質量 約295g 約320g

本体の大きさは従来機よりコンパクトになっています。その分、重さも軽くなっています。

基本的なスペックは同じですが、左右と上へのバウンスも可能で、従来機よりバウンス角も若干広くなっています。

キャッチライトパネルやワイドパネルが付いているのは同じですが、新型機ではカラーフィルターとバウンスアダプターが付属するのでお得な感じです。