超望遠ズームレンズ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
新型レンズの概要
キヤノンから新コーティング技術を採用した超望遠ズームレンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」が発表されました。発売は、2014年12月下旬の予定となっています。
リニューアルの噂(期待)が聞かれていたズームレンズが遂に更新されました。16年ぶりのリニューアルということになります。
■ キヤノン公式サイト(EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM)
■ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 特長紹介
蛍石レンズ、スーパーUDレンズを採用し、最新の光学設計に基づきそれらを適切に配置することで、「画質に定評のあるEF70-200mm F2.8L IS II USMと同等の高画質を獲得」したとのことです。
また、新型のコーティング技術ASC(Air Sphere Coating)を採用することで、フレア・ゴーストの発生を大幅に抑制することに成功したとのことです。
主な仕様(比較)
カタログのスペックについて、従来型機「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」と比較するとこんな感じです。
項目 | EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM | EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM |
焦点距離 | 100-400mm | 100-400mm |
開放F値 | F4.5-5.6 | F4.5-5.6 |
レンズ構成 | 16群21枚 | 14群17枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 8枚 |
最小絞り | 32-40 | 32-38 |
最短撮影距離 | 0.98m | 1.8m |
最大撮影倍率 | 0.31倍 | 0.20倍 |
フィルター径 | 77mm | 77mm |
最大径×長さ | 94mm × 193mm | 92mm × 189mm |
質量 | 1570g | 1380g |
手ブレ補正効果 | 4段分 | 2段分 |
質量は、従来型機と比べて若干大きく、そして重くなっています。
新型レンズは、ズームの方式が直進式から回転式へと変更になっています。最近のズームレンズは、回転式がほとんどだと思うので、操作に戸惑うことはないでしょう。100mmから400mmまでは、ズームリングを約95度回すことでズームすることができ、素早いズーム操作が可能です。
また、ズームリングのトルク(重さ)を調整することができます。
手ブレ補正機能が2段分から4段分への向上しており、手持ちでの撮影では大変心強いと思います。なお、手ブレ補正は、流し撮りができる「手ブレ補正モード2」、露光中のみ手ブレ補正を行う「手ブレ布袋モード3」も搭載されています。
最短撮影距離が1.8mから0.98mへと大幅に短縮されています。これにより小さな被写体のクローズアップ撮影がこれまで以上に簡単にすることができます。
汚れに強いフッ素コーティングや防塵・防滴構造が採用されており、屋外での使用でも安心です。
新型レンズフード(ET-83D)には開閉式の窓が付いており、レンズフードを付けたままPLフィルターの回転調整が簡単にできるようになっていたり、レンズをカメラボディに付けたまま三脚座だけの取り外しができるようになっていたりと、細かな点でも改良がされています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません