インタビュー:キヤノン「EOS 7D Mark II」の大進化に迫る

EOS 7D Mark II 開発陣へのインタビュー記事

デジカメWatchの記事です。EOS 7D Mark IIの開発陣に対するインタビューから、7D Mark IIをもっと理解することができます。

インタビュー:キヤノン「EOS 7D Mark II」の大進化に迫る

インタビューの要旨

  • モデルチェンジに時間がかかった理由は、基本性能の向上・全体の完成度について今まで以上に妥協できなかったため。
  • 短いサイクルでのモデルチェンジは既存ユーザーの満足度をそぐことにもなりかねない。
  • 7D Mark IIは、動く被写体の決定的瞬間をより手軽に撮影可能なAPS-Cフォーマットのフラグシップ機を目指すといったコンセプトで作った。
  • 7D Mark IIは、7Dより少し上の位置づけになるような性能に仕上がっている。
  • EOS 70Dのセンサーから、内部の構造を改良して感度を向上させている。
  • ローパスレスにするか否かは、偽色の発生と解像感のどちらをとるかということになるので、バランスを重視して、今のところはまだローパスフィルターは必要と判断している。
  • EOS 7Dの19点に対して、7D Mark IIは65点と大幅に測距点が増えた。ファインダーのより広い範囲を測距点がカバーしているので、より自由な構図でAFが可能になっている。
  • アウトドアで撮影する人やプロのユーザーにはGPS機能を必要と思われるので、7D Mark IIにも搭載している。
  • Wi-Fi機能については、マグネシウム外装や内蔵することによる無線性能の安定性との兼ね合い、ボディーサイズへの影響、機能の優先度と価格のバランスを考えた結果、搭載を見送った。無線通信が必要な場合は「ワイヤレストランスミッターWFT-E7」を使って下さい。
  • RAW現像ソフト「Digital Photo Professional 4.0」(DPP 4.0)に対応。