軽量・小型な望遠単焦点レンズ AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

2015年1月15日

発売日は1月29日(予定)

すでに海外では発表されていましたが、ニコンから小型・軽量な望遠単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」が発表されました。発売は、2015年1月29日の予定となっています。

AF-S NIKKOR 300mm f4E PF ED VR

■ ニコン公式サイト(AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

NIKKOR初採用のPF(位相フレネル)レンズにより大幅な軽量・小型化が実現されています。焦点距離300mm、開放F値4のレンズながら手軽に手持ちでの撮影が楽しめそうです。
手ブレ補正効果は4.5段分、VRモードには「SPORTモード」も搭載。また、ナノクリスタルコートの採用で逆光時のゴーストの発生を抑えるほか、PFレンズ、EDレンズの採用で、色収差の少ない高い光学性能を実現しています。
電磁絞り機構やレンズ前面にニコン独自のフッ素コートを採用するなど高度な仕様を備えています。

主な仕様(比較)

カタログのスペックについて、従来型機「Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED」と比較するとこんな感じです。

項目 AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
焦点距離 300mm 300mm
開放F値 F4 F4
レンズ構成 10群16枚 6群10枚
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り) 9枚(円形絞り)
絞り方式 電磁絞りによる自動絞り 自動絞り
最小絞り 32 32
最短撮影距離 1.4m 1.45m
最大撮影倍率 1/4.1倍 1/3.7倍
フィルター径 77mm 77mm
最大径×長さ 89mm × 147.5mm 90mm × 222.5mm
質量 755g 1300g
手ブレ補正効果 4.5段分 なし

大きさ・質量とも、従来型機から大幅な小型化と軽量化が図られています。手持ちでの撮影も楽々な感じでしょう。

NIKKOR初採用のPF(位相フレネル)レンズが小型・軽量化に貢献するとともに、色収差補正に対しても優れた性能を有しているようです。その一方で、PF(位相フレネル)レンズの特性上、強い光源がある場合にフレアが発生することがあるとのことで、その場合にはCapture NX-D「PFフレアコントロール」で軽減(補正)することができるとのことです。

手ブレ補正機能(VR機構)が新たに搭載され、4.5段分の手ブレ補正効果が得られます。手持ちでの撮影では大変心強いと思います。なお、手ブレ補正は、動きのある被写体の撮影に適した「SPORTモード」も搭載されています。

汚れに強いフッ素コーティングが採用されており、屋外での使用でも安心です。