キヤノン スピードライトでのリチウム電池使用について注意喚起

リチウム電池を使用可能電池から除外

キヤノンが、スピードライトやマクロリングライト等で使用可能な電池から、リチウム電池を除外するとのお知らせを発表しました。

要するに、「キヤノンのストロボではリチウム電池を使用しないでください」ということです。

600EX-RT

【公式サイト】キヤノン スピードライト とマクロライト、そのアクセサリーをご利用のお客さまへ 「(単3形)リチウム電池使用に関するお知らせ」

高温になる可能性あり

従来、スピードライト600EX-RTや430EX IIの取扱説明書には、使用電池として単3型アルカリ乾電池との記載とともに、ニッケル水素電池とリチウム電池の使用も可能と記載されていました。

しかしながら、上記のうちリチウム電池については、それを使用すると、まれに電池が高温になる場合があるとのことで、リチウム電池を使用可能電池から除外する措置に至ったとのことです。

キヤノンが公式にこのような発表をしたので、リチウム電池を使用は差し控えた方が賢明かもしれませんね。お知らせでは言及されていませんが、保証対象外の使用行為として、保証を受けられなく可能性を考えられます。

使用できる電池・使用できない電池

使用しないようにアナウンスされたのは「リチウム電池」で、Amazonやヨドバシ.comで検索してみると、パナソニックやエナジャイザーのブランドで販売されているようです。

アルカリ電池と比べると、まだ高価なのでそれほど使用する機会は多くないのかなぁとも思ったりします。

◆パナソニック(電池/充電器総合-乾電池)

◆エナジャイザー(プロダクト-乾電池)

量販店や100円ショップで広く売られているアルカリ電池については、従来どおり問題なく使用することができます。

また、充電式の電池(パナソニックのエネループやエボルタ、ソニーやAmazon Basicの充電式電池)は、ニッケル水素電池なので、同様に使用可能です。

対象となるスピードライト等

今回のお知らせでは、説明書に「リチウム電池使用可能」と記載している製品を含む、すべてのスピードライト、マクロリングライト及びバッテリーパックが対象となっています。

なお、公式サイトで列挙されている製品は以下のとおりです。
・スピードライト 220EX
・スピードライト 270EX
・スピードライト 270EX II
・スピードライト 320EX
・スピードライト 380EX
・スピードライト 420EX
・スピードライト 430EX
・スピードライト 430EX II
・スピードライト 540EZ
・スピードライト 550EX
・スピードライト 580EX
・スピードライト 580EX II
・スピードライト 600EX
・スピードライト 600EX-RT
・マクロリングライト MR-14EX
・マクロリングライト MR-14EX II
・マクロツインライト MT-24EX
・コンパクトバッテリーパック CP-E2
・コンパクトバッテリーパック CP-E3
・コンパクトバッテリーパック CP-E4