定番の標準単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM

新型レンズの概要

低価格で最初の交換レンズとして人気のある「EF50mm F1.8 II」がリニューアルされます。

50mmとF1.8という設定はそのままに、AFがSTM化されたり、絞り羽根が改善されたりするなど、大変期待の持てるレンズが「EF50mm F1.8 STM」です。発売は、2015年5月下旬の予定となっており、希望小売価格は19,500円(税別)と従来機同様、リーズナブルな価格設定となっています。

25年ぶりのリニューアルということです。

EF50mm F1.8 STM

■ キヤノン公式サイト(EF50mm F1.8 STM)

■ EF50mm F1.8 STM 特長紹介

明るいF1.8はそのままに、絞りが円形絞りの7枚羽根に改善されました。また、従来機より約10cm近づいても撮影することができ、センサー面から約35cmの接写が可能です。

主な仕様(比較)

カタログのスペックについて、従来型機「EF50mm F1.8 II」と比較するとこんな感じです。

項目 EF50mm F1.8 STM EF50mm F1.8 II
焦点距離 50mm 50mm
開放F値 F1.8 F1.8
レンズ構成 5群6枚 5群6枚
絞り羽根枚数 5枚 7枚
最小絞り 22 22
最短撮影距離 35.0cm 45.0cm
最大撮影倍率 0.21倍 0.15倍
フィルター径 49mm 52mm
最大径×長さ 69.2mm × 39.3mm 68.2mm × 41mm
質量 約160g 約130g
手ブレ補正効果

本体の大きさは従来機とほぼ同じ大きさですが、重さは約30gほど重くなっています。

基本的なスペックは同じですが、オートフォーカスがSTM(ステッピングモーター)になったことから、従来機よりより高速で、静かな動作が期待されます。

また、AF合焦後にマニュアルでフォーカスを調整できる、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応しています。

絞り羽根の枚数が7枚となり、円形絞りになりました。従来機よりきれいで自然な円形のボケが期待されます。

レンズフードは別売りですが、現在多くのモデルで採用されているバヨネット式レンズフードで、取付けも簡単にすることができます。

カタログスペックに現れないところですが、マウント部分が金属になっており、耐久性の向上も期待されます。