新しいパソコンを組んでみた-2015年・春(CPU Intel Core i5編)

Intel Core i5-4460

今回は、IntelのCore i5-4460を選択しました。

CPUは、当然ながらスペックの高いものの方がいいです。

しかしながら、限られた予算の中で、どこまで譲歩できるかを見極めることになります。

今回、自分がこだわったのはクワッドコア(4コア)であること。

デュアルコアであれば、選択肢も非常に広がり、Core i3、Pentium、Celeronとたくさんのラインナップがあるのですが、ハイパースレッディングでの2コア4スレッドではなく、物理コア4つにこだわりました。

ただ、予算も少ないので、Core i5の一番下位のモデルにしました。

Intel Core i5

インテルかAMDか?

CPUを選択するにあたって、まずはIntelかAMDかという選択がありますが、今回はIntelのCPUを選択することにしました。

これまでに自作したPCでは、AMDのCPUを使ったこともありましたが、互換性や安定性の面では、やはりインテルの方が安心感があるといった印象があるため、最近はインテル一択といった感じです。

あと自作する場合、何らかのトラブルに見舞われることもあり得ること。その場合に、ユーザーが多い製品の方が、ネット上の情報も多く、トラブルへの対応も比較的容易だったりします。

インテルのCPUでどれを選ぶか?

Coreプロセッサーか、Pentiumか、Celeronか?

なるべく低予算でインターネットやオフィスアプリがメインの場合には、PentiumやCeleronといったところも選択しに入ってきますが、今回は、RAW画像の現像や動画のエンコードもしたいので、多少高くても、CPUはちょっと上のものを選びたいと思っていました。

上を見れば切りがないですが、現実的な選択肢としては、現在主流である第4世代のCoreプロセッサー(Haswell Refresh)のCore i7、Core i5、Core i3といったところが検討に上がってくると思います。

Core i7? Core i5? Core i3?

Core i7、Core i5、Core i3で一番大きな違いは、コア数スレッド数です。

コアが多ければ多いほど、スレッド数が多ければ多いほど、処理能力が高いといえます。

◆Core i7
クアッドコア・ハイパースレッディング対応(4コア8スレッド)

◆Core i5
クアッドコア(4コア4スレッド)

◆Core i3
デュアルコア・ハイパースレッディング対応(2コア4スレッド)

上の3つを比べると、やはりCore i7が高性能で予算が許すのであれば、コレにしたいのですが、他のパーツにも予算を割かなければならないので、Core i7はパス。

クアッドコア(物理コア4つ)へのこだわり

Core i5とCore i3では、処理できるスレッド数は4で同じですが、物理コアの数がCore i5では4つ、Core i3では2つとなっています。

インテルの一部CPUには、ハイパースレッディングといって、1つコアで2スレッドを処理することができるテクノロジーを搭載しています。

ハイパースレッディング対応のCPUの場合、物理コアが2つの場合でも、Windowsタスクマネージャーの「CPU使用率の履歴」にはコアが4つあるかのように4つのグラフが表示されます。

このようにWindows上で4つのスレッドが認識される点では、Core i5とCore i3で同じなのですが、実際の処理性能では、やはり物理コア4つの方が上といわれています。

ハイパースレッディングは、1つのコアで2つのスレッドを処理しますが、これによる処理性能の上昇は、シングルスレッドの場合の2~3割増といわれています。これに対して、物理コアが2つの場合、単純に2倍とまではいきませんが、8割程度処理性能が高いといわれています。(ネット上の情報を参照したので、明確な根拠まではたどっていませんので、悪しからず。)

結局のところCore i5-4460

最初から結論ありきなところもありましたが、4コアで予算をなるべく抑えたいということでCore i5を選択しました。

Core i5でもクロック数によって様々なモデルがあり、低消費電力やクロック倍率可変のものなどもありますが、オーバークロックをする予定もないし、省スペースPCにするつもりもないので、通常モデルの中から選びました。

クロック数は、4460だと3.2GHz、4690(4690K)だと3.5GHzで、その差は0.3GHzです。

この差を大きいとみるか小さいとみるかは人ぞれぞれでしょうが、個人的には、自分が想定している作業(ときどき動画エンコードするくらいでネットやオフィス作業がメイン)の場合、クロック数の差が体感できるほどの差はないだろうと思い、下位のモデルを選択した次第です。