モルテン・ペレーダシリーズの違い(5000、4000、3000番台)

定番のペレーダシリーズ

サッカーボールといえば定番のデザインである、黒の五角形と白の六角形の集まり。モルテン・ペレーダシリーズ伝統のデザインです。

FIFA認定の国際試合でも使用できるボールからエントリークラスのボールまで、幅広いラインナップを揃えているところも魅力です。

ラインナップが豊富なだけに、いざボールを買おうと思うとどれを買っていいか、違いがよく分からないということがあります。

そこで、公式ホームページに上がっている情報ではありますが、少し違いをまとめてみました。

pelada

ペレーダ最高峰の5000番台

ペレーダ5000には、【芝用】と【土グラウンド用】が用意されています。

どちらもFIFA Inspected基準適合の国際公認球で、ACENTECテクノロジー(アセンテック)を採用し、高耐摩耗性、超低吸水性、真球性、低成長性、衝撃均一性を実現しています。

ペレーダ4000番台・3000番台との一番の違いは、ボールの表皮に縫い目がないという点です。五角形と六角形の表皮をつなぎ合わせて球体を作っているのですが、つなぎ合わせる方法が縫合ではなく特殊な接着方法を採用しているため、上記のような耐水性や真球性などが実現されているのです。

【芝用】と【土グラウンド用】の違いは、ボールの中にあるチューブの素材の違いで、芝用は「ラテックスゴムチューブ」、土グラウンド用は「ブチルゴムチューブ」を採用しています。(ペレーダシリーズでラテックスチューブを採用しているのは、5000・芝用だけです。)

ラテックスゴムチューブは、感触が柔らかく芝生でのプレーに適していますが、ブチルゴムチューブに比べて空気が減りやすいという特性があります。

ブチルゴムチューブは、空気漏れが少なく、空気圧をほぼ一定に保つことができ、土のグラウンドでのプレーに適しています。

標準クラスの4000番台

表皮素材として、独特の蹴り心地を生み出す特殊フォーム入りの素材を使用しており、この表皮素材の違いがペレーダ3000番台との一番の違いです。
ペレーダ3000番台の表皮は、表面の革とその下の補強布層からなっていますが、4000番台はその下にさらにクッション層ともう1枚補強布層が加わっています。
また、高耐摩耗性皮革の採用と撥水加工により、3000番台より機能・性能でも優れています。

ボールの中にあるチューブは、いずれも「ブチルゴムチューブ」を採用しています。

ペレーダ4500は、4000番台の中でもFIFA Inspected基準適合で国際公認球となっています。

ペレーダ40024005は、表皮に柔らかい素材を採用しており、4002には「SOFT S」と、4005には「SOFT SS」とプリントされています。(4005の方が4002より柔らかい)
実際、どのくらい柔らかいかというのは、文章では表現しにくいので、お店で確かめて見てください。

あと、ペレーダ4000は、カラーバリエーションも豊富なので、人と違ったボールを使いたいという方にはいいかもしれないですね。

お手頃エントリーモデルの3000番台

ペレーダ3000は、上で見たような5000番台・4000番台の特徴をもっていないシンプルな構造で、お手軽なエントリーモデルという位置づけです。

とりあえずサッカーボールを買ってみたいという方、どんなボールでもいいという方には十分かも知れませんが、結局ミドルクラスやハイクラスなボールに買い替えるのなら、最初から上位モデルを買った方がいいかもしれないですね。

かくいう私は、とりあえず買ってみようと思って、この3000を買ったのですが、確かにクッション性は良くないかもしれませんね。いわれるとちょっと硬い感じがするような(しないような・・・)。

このペレーダ3000番台にも、柔らかい表皮を採用したモデルが用意されています。エントリークラスで、柔らかい表皮がいい方は、ペレーダ3005を選ばれるといいでしょう。